スマック織りキリム
SUM -1701-16059-P

イランのスマック織り(Sumak / Soumak)は、同国の遊牧民や農耕民の伝統技法として発展した装飾性の高い織り技法で、特にコーカサスやアゼルバイジャンに近い北西部で盛んに作られてきました。

スマック織りは通常の平織りとは異なり、緯糸を経糸に巻き付けながら進める“巻き付け織り”が特徴で、この構造により表面に立体感のある文様が生まれ、裏面には緯糸の浮きが見える独特の風合いとなります。

文様には幾何学模様、生命の樹、鳥や動物など象徴的なモチーフが多く、地域ごとの文化や信仰が反映されています。堅牢で摩耗に強いため袋物、敷物、サドルバッグなど生活道具に用いられてきました。近年では美術性の高さから工芸品としても評価が高まり、伝統技術を守る織り手たちによって継承されています。

【サイズ】 32×31cm

【原産国】 イラン

【素材】  ウール・コットン

13,200円(税1,200円)

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